知的財産権司法裁判、社会の革新体制の建設を支援
宋氏は、知的財産権司法保護体制の改善と保護の強化は、経済発展の方向を導き技術革新を促す上で重要な意義を持つとしている。知的財産権事件の司法裁判はある紛争の最終的な結果を導き出すだけでなく、この結果を通じてある業界の発展、もしくはある経営モデルの法則を確定する可能性があるからだ。
宋氏は「多くの企業は当初、知的財産権の価値に対する意識が非常に低く、知的財産権を保護する意義を理解しない人が多かった。多くの大企業は知的財産権の専門的な人材を持たないほどだった。ところが中国で知的財産権保護制度が改善されるにつれ、知的財産権のボーナスが絶えず引き出されている。特に司法の知的財産権を保護する力の強化が続き、多くの企業が自信を持ち革新発展の道を歩んでいる。当方はリサーチ中に、多くの企業が近年、知的財産権への投資を拡大していることを知った。自社の技術、特許を研究開発し管理する人材を持ち始めており、さらに一部の企業は技術研究院とシンクタンクセンターを設立し、革新によって自社の発展を促している」と述べた。
中国は2008年6月に「国家知的財産権戦略綱要」を発表し、「司法保護体制を強化」「知的財産権司法保護の主導力を発揮」を国家知的財産権戦略の重点の一つとした。十数年の発展を経て、中国の知的財産権司法保護は非常に顕著な成績を手にした。この分野の今後の発展について、宋氏は「知的財産権分野への投資を拡大し、人材育成と建設を強化し、より専門的なチームを作るべきだ。実務的かつ持続的な取り組みにより、知的財産権強国、世界科学技術強国を建設するためより質の高い司法サービスとサポートを提供するべきだ」と表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年7月3日