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japanese.china.org.cn |04. 07. 2019

李総理、夏季ダボス会議の各界代表者らと対話

タグ: 夏季ダボス会議

 

 李克強総理は2日午後に大連市にて、2019年夏季ダボス会議に出席する世界のビジネス界、金融界、シンクタンク界、メディア界の代表者との対話会に出席した。


 李総理は代表者から出た、中国のビジネス環境、産業チェーンの調整、企業の革新、金融業の開放、民間企業の発展などに関する質問に回答した。世界経済フォーラムの創設者であるシュワブ氏が対話会を主宰した。世界各国の各界代表者200人以上が出席した。


 李総理はビジネス環境について、次のように述べた。中国は市場化・法治化・国際化及びより安定的で透明で予測可能なビジネス環境の構築に取り組んでおり、今年3月には「外商投資法」を可決した。我々は外商投資に対して参入前内国民待遇とネガティブリスト制度を実施する。将来的にネガティブリストの項目はさらに減り、かつ「禁止されていなければ参入可」という原則に基づき、開放をさらに拡大する。知的財産権の保護の強化を含め、外商投資の合法な権益の保護をより重視する。国内外のいずれの企業であっても、中国で登録されていれば同一視し、対等に扱う。


 産業チェーンの調整について、李総理は次のように述べた。経済グローバル化はすでに、安定を基礎とし改善を続ける世界産業チェーンを形成している。これは各国の比較優位性と国際的な分業の必然的な結果だ。世界の産業チェーンは相互融合の局面を形成しており、その調整も産業発展の法則に合致する。今年1−5月に世界の投資が減少したなか、外商対中投資は流れに逆らい増加した。中国製造業投資額は前年同期比で8%以上も増加した。これは中国がグローバル化の需要に適した産業体系、それから大規模で潜在力あふれる市場を持つからだ。市場の原則とビジネスの法則に従えば、中国が世界産業チェーンにおいて高い競争力を持つことは間違いない。我々は引き続き開放を拡大し、公平な競争を支持し、外からの投資の合法な権益に対する有力な保障を強化する。

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