火力発電プロジェクトでは、石炭品質の変動がボイラーの燃焼に直接影響する大きな要因となる。同発電所ではインテリジェント化とビッグデータ分析技術を用いて、石炭品質の変動という難題を解決し、1kWh当たり約1gの石炭消費を節約した。
中国電力企業聯合会(中電聯)業界発展・環境資源部副主任の叶春氏は、インテリジェント化技術の応用によって、100万kW級ユニットの平均石炭消費量をさらに10g前後引き下げたと説明している。
専門家は、中国がすでに世界最大のクリーン石炭電力供給体系を構築していると指摘。新規ユニットの操業開始で石炭のクリーン・高効率利用、石炭発電の省エネルギー・排出削減を進めるための新たな技術的ルートが開かれるとの見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年12月12日