米玩具メーカー、中国撤退を「検討しない」

　新華社の取材に答える米玩具メーカーのフォアマン氏

　中米両国がこのほど、第1段階の貿易合意の詳細で妥結したことを受け、米玩具メーカーを経営するジェイ・フォアマン氏は胸をなでおろした。彼の企業と米国の玩具業界は、中国製品は不可欠としている。

　フォアマン氏は玩具メーカーを経営しており、米フロリダ州ボカラトンに本社を置いている。同社は中国で30年以上も事業展開しており、生産能力の約9割が中国にある。中国の製造メーカーと深い良好な協力関係を構築している。フォアマン氏は、「中国には世界最高の生産・販売ルート及びサプライチェーンがあるが、これは玩具メーカーにとって極めて重要だ」と述べた。

　フォアマン氏は、中国製品の安全性を称賛した。「我々は中国で整った安全システムを構築した。我々はすべての玩具の部品、塗料、プラスチック、電子製品、その他の材料の試験を繰り返し、安全を保証している。安全性は非常に重要だが、中国はこれを実現した」