中国駐米国大使館商務参事官事務所のデータによると、米国中北部に位置するケンタッキー州の人口は約447万人、基幹産業は農業・鉱業・林業・自動車産業だ。同州の2018年の対中貿易総額は104億500万ドル。中国は同州にとって6番目に大きな輸出市場で、最大の輸入元でもある。
これは11月27日にケンタッキー州西部のバラード郡で撮影した写真で、上海山鷹国際が投資建設した「鳳凰紙業」の工場だ。
ケンタッキー州政府の努力は多くの出来事に表れている。2018年、中米貿易摩擦が徐々にエスカレートするなか、当時のマット・ベビン州知事は代表団を率いて第1回中国国際輸入博覧会に参加、米国からの参加者で最高レベルの役人の1人となった。今年5月には、第5回中米省長・州知事フォーラムが同州東南部のレキシントンで開催され、両国から400名余りの代表が持続的な交流協力の深化に向け意見交換を行った。
マッキニー氏は、2国間協力の成果が顕著に現れていると語る。「11年前、ケンタッキー州には中国資本の企業が1社しかなかったが、現在は9社に増えた」。その大部分はここ3年で設立されたもので、同州全体で8700人以上の雇用を創出したという。