企業の製品とイメージを展示し、得意先との関係を維持し、たくさんの新たな顧客と繋がりを作った……「クラウド広交会」において、対外貿易企業はおしなべてこのような実感を持つ。
「クラウド広交会」は受注増だけに限らず、視野を広げ、考えの筋道を変える機会も企業にもたらしている。
国内および海外の市場をしっかりと活用し、需要の違いに合わせてより多くの新製品を開発し、デジタル化技術を上手く使ってビジネスを行う……苦しい時を経て、対外貿易企業は成長を遂げている。
「この度の新型肺炎を経て、今後対外貿易企業のデジタル化というモデルチェンジの流れは加速し、常態となるに違いない。対外貿易企業は速やかなモデルチェンジを求められており、それができない企業は淘汰されるかもしれない」と林董事長は語った。
広交会のスポークスマンである徐兵氏によれば、広交会は今後より積極的にデジタル化の発展の流れに乗り、スマート広交会の構築を基礎として、オンラインとオフラインの密接な融合および一体化した発展を推し進めるという。
「中国国内の大循環を主体とし、国内および国外の循環が相互に促進する新たな発展の局面を作り上げる上で、対外貿易企業は不足を補い、アップグレードする役割を果たすことができる」と、商務部研究院対外貿易研究所の竺彩華副所長は、国内の供給システムの足りない部分を補う一方、国際競争を通じて企業のイノベーション能力が高められると語った。
「北京週報日本語版」2020年10月28日