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japanese.china.org.cn |30. 05. 2021

国際金融フォーラム2021年春季会合が北京で開幕 テーマはアフターコロナ時代の国際協力

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 国際金融フォーラム(IFF)2021年春季会合が5月29日、北京で開幕した、会議は「アフターコロナ時代:グローバルガバナンスと国際協力」をテーマに、世界経済の「グリーン回復」にスポットをあてる。


 中国の防疫の成果は景気回復に貢献


 周小川氏は開幕の挨拶で以下のように述べた。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、一部の発展途上国で債務リスクが深刻化し、G20は2020年に最貧国の債務返済猶予を提唱し、今後の債務処理に関する共同枠組みを打ち出した。中国は総額13億ドル超の債務軽減を実施し、G20メンバー国の中で債務軽減額が最大の国になった。中国は現在、国内大循環を主体とし、国内国際ダブル循環を相互促進する新発展構造の形成に取り組んでいる。中国は引き続き「世界の工場」と世界市場として内需を拡大すると同時に開放も拡大し、中国の持続的発展と開放で世界経済回復に強大な原動力を注いでいく。


 国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事は、中国の世界防疫協力における努力を称賛した。IMFは今年の中国の経済成長予想を8.4%に上方修正し、2026年までに、中国の世界成長への平均寄与度は4分の1を超えると予想した。そのほか、中国は2060年までに排出ゼロ目標を達成し、責任ある大国としてのイメージを示すことを目指している。


 第12代世界銀行総裁のジム・ヨン・キム氏は演説の中で以下のように述べた。防疫における「中国モデル」は世界に啓示を与え、公共衛生および医療分野への投資はコストパフォーマンスがよく、人命を救うだけでなく、資金を節約し経済成長を促すこともできる。中国は迅速に感染症流行から回復し、最高の手本になった。

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