花と緑で彩られた第4回中国国際輸入博覧会(輸入博)の会場
あと数日で、第4回輸入博が正式に開幕する。輸入博の一連の波及効果が明らかになるのに伴い、多くの企業が世界やアジア或いは中国で初公開となる多くの製品を発表する場として、輸入博の舞台を選択している。
第4回輸入博覧会のプロモーション会場
今年の輸入博では、「舌の上の輸入博」と呼ばれる食品展示エリアの見どころが多く、先端食品の生産技術や新たな潮流の特色ある展示品が集まった。食品エリアには約100カ国から1000社を超える企業が出展する予定で、うちフォーチュン・グローバル500および大手企業は約30社に上る。
「私達は第1陣で契約した外資企業として、すでに第5回輸入博の契約を済ませた」。ニュージーランドのフォンテラ・グループ大中華区副総裁の韓励氏は、輸入博のプラットフォームを通じて中国本土と海外の優良企業と交流し、中国乳業界の発展により深く参与することに期待を示した。フォンテラ・グループは4年連続で出展する輸入博の「古くからの友人」として、今年はニュージーランド・グラスフェッドミルク(牧草飼育牛乳)のアジア初披露を行うほか、世界初の乳業会社AIバーチャル・キャスター「安佳&安安」を発表、輸入博の期間中に製品について説明し、観客と交流する。
「中国は最も重要な市場の1つだ」。デンマークの国際食品会社中国区の姜磊総裁も同様の認識を示した。彼は「輸入博に参加してから、会社の売上は数倍増加し、中国市場の輸入製品への需要はますます大きくなっている。同社は中国の消費者により多くの輸入製品を供給する考えだ」と述べた。
中国経済の急成長に伴い、カーギル中国も発展拡大している。「カーギルはすでに3年連続で輸入博に参加しており、総額80億ドルを超える協力協定を締結した」。カーギル中国区の劉軍総裁は、「今年は米穀物メジャーのカーギルが中国市場に参入して50周年となる。カーギルはこれまで、グローバルな経験と現地観察を組み合わせ、革新的で栄養価が高く持続可能な製品を求める消費者を満足させるよう努めている」と語る。