中国のモバイル決済、消費の8割超を占める

　中国銀聯が26日に発表した最新の報告書によると、1級都市の回答者の月間消費額に占めるモバイル決済の割合は昨年、約8割にのぼった。月平均消費額は5300元以上。経済規模が中小規模の5級都市の場合は9割超で、月平均消費額は約3200元。

　中国銀聯リスク管理部責任者の王宇氏によると、これは主に4・5級都市において、ネットワーク、物流、交通などの関連インフラの整備が続き、消費者のネット通販やライブコマースによる消費の割合が急速に上がったためだ。1・2級都市では、オフラインの決済シーンが比較的豊富であることから、消費者の決済方法がより多元的だ。

　調査によると、中国のデジタル決済シーンの建設が進むにつれ、昨年のモバイル決済利用頻度が最も高かったシーンは、商業施設やスーパーなどの実体小売店とネット通販だった。人々は昨年、「利便性」よりも「習慣」によりモバイル決済を選んだ。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2022年1月27日