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japanese.china.org.cn |13. 03. 2022

<全人代>イー族女性村幹部、「田舎トイレ革命」で美しい農村建設

タグ: 農村建設
中国国際放送局  |  2022-03-13

 中国南西部の内陸にある四川省雅安市は、自然環境に恵まれ、野生パンダが暮らす天国です。全国人民代表大会四川代表の四川省雅安市栗子坪イー族郷元根村党支部副書記の毛珍芳さんは、地元の人々を率いてパンダの自然環境を守り、「田舎トイレ革命」によって生活環境を改善し、農村振興の基礎を築いています。


 毛珍芳さんは、農村出身の34歳の全人代青年代表です。村の衛生環境の改善に取り組み、全人大代表に選出された初年度から、村で「田舎トイレ革命」を展開しました。当初、村民の理解はまったく得られませんでしたが、彼女は率先して自宅で手本を示し、村の衛生環境の改善を促しました。さらに、農村振興の土台を築くため、環境衛生の整備活動にも積極的に取り組んでいます。


 毛珍芳さんは「田舎トイレ革命」の経験を生かし、農村の産業発展の面でも新しい方法を模索しています。養鶏による林下養殖業の発展、政府の補助を利用し、中高山帯という現地の独特な自然環境を生かした高山野菜の栽培、山間部の空き地の開墾による漢方薬材栽培などに、村民とともに取り組んでいます。これらの施策により、村の71世帯が貧困脱却を実現しただけでなく、さらに生態系の植生を最適化し、収入を増やす新たな方法を探求しています。


 毛珍芳さんは、「全国人民代表大会で私たち代表が出したそれぞれの意見や提案は非常に重要視されている。また、民法典の起草や憲法の改正、外商投資法の成立などにも携わり、これらも代表として『全過程人民民主』に参加する最良の実践ではないかと思っている」と語りました。


 「中国国際放送局日本語版」2022年3月13日