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japanese.china.org.cn |19. 03. 2022 |
チベットの山南地区で伝統的な開耕儀式
タグ: 開耕儀式
中国国際放送局 | 2022-03-19
西蔵(チベット)自治区南部の山南市昌珠鎮で16日午前、伝統的な開耕儀式が行われました。晴れ着をまとった住民300人以上がハダカムギ畑に集まって吉祥を願う煙を上げ、「チェマ」と呼ばれる小さな祭壇を使って敬意を示し合いました。サテンの生地で「ヤク」の姿のように丹念に飾ったトラクター23台が畑を耕しはじめると、人々はハダカムギの種を撒き、伝統的な耕作開始の歌を歌って、この1年の豊作を祈りました。
昌珠鎮は山南市の主な食糧生産地の一つです。胡新薇鎮長によりますと、農業合作社は地元のすべての耕地を対象に統一された耕作、管理、刈り入れを行います。この措置は農業の効率化や住民の増収につながっているとのことです。
ハダカムギは、チベットをはじめとするチベット族が集まる地区の主要な食糧作物であり、チベット族住民の伝統的な主食でもあります。各地区の標高によってハダカムギの種まきの開始時間は異なりますが、チベットでは4月中旬に種まきのピークを迎えます。チベットでは2021年、ハダカムギの生産高が過去最高の80万トンでした。チベット自治区農業農村庁の高巴松副庁長は2022年の自治区内の農作物の作付けについて、「春の作付面積は355万2800ムー(約24万ヘクタール)の計画で、うちハダカムギは218万ムー(約15万ヘクタール)だ」と説明しました。
「中国国際放送局日本語版」2022年3月19日