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japanese.china.org.cn |22. 05. 2022

中国の貿易自由化利便化水準が絶えず向上

タグ: 貿易
中国網日本語版  |  2022-05-22

 

 今年に入り、中国は貿易の自由化と利便化、ハイレベルの対外開放に引き続き取り組み、貿易の質の高い発展を推し進めている。


 最新の統計によると、一連の貿易利便化措置に後押しされ、中国の貨物の通関効率は持続的に向上している。商品輸入に要する通関時間は2017年の4日前後から1日足らずに短縮、輸出に要する時間は12時間前後から1.2時間に短縮された。


 広西チワン族自治区には果物の輸入航路が開通し、タイのドリアンやマンゴスチンが収穫から1日足らずで中国市場に入るようになった。浙江寧波保税区輸入商品取引市場では消費者が輸入品を購入し、1分程度で通関手続きを済ませ、商品を直接持ち帰ることができる。


 世界の優れた商品が急速に中国に入り、中国の貨物輸出も加速化した。江蘇徐州鉄道貨物場では中欧列車が出発するとすぐに積載貨物の電子検査が始まり、出入国審査場に到着するときには通関手続きがオンラインで完了しており、直接出国できる。


 また、中国は国際物流ルートを次々と開通し、中欧列車の月運行本数は24カ月連続で1000本以上を維持している。先日、中国・ミャンマー・インド国際連絡輸送列車が重慶を出発し、西部陸海新ルートのインド直行便が就航した。現在、西部陸海新ルートの物流網は世界107の国と地域の316港に通じている。


 通関効率が向上し、関税水準も徐々に低下している。現在の中国の関税水準は7.4%で、WTO加盟時の約束の9.8%を下回る。国際ハイレベルの自由貿易規則と照らし合わせると、中国は26の国・地域と19の自由貿易協定を締結している。また、2012年以降に締結した9つの自由貿易協定の大部分で、関税ゼロ商品の割合が90%に達している。


   「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年5月22日