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japanese.china.org.cn |29. 06. 2022 |
この10年、中国の社会主義市場経済体勢がより成熟、対外開放水準が大幅に向上
記者会見会場
国家発展改革委員会の趙辰昕副主任
国家発展改革委員会の趙辰昕副主任は、中共中央宣伝部が28日に開いた「中国のこの10年」と題した会見において、「中国共産党第18回全国代表大会(十八大)以降の経済・社会発展の輝かしい歩みを振り返ると、中国はより高品質な発展の道に急速に向かっている。中国の経済力、科学技術力、総合的な国力、国際的な影響力が持続的に強化されている」と述べた。
国家発展改革委員会の蘇偉副秘書長は、「十八大以降、政府と市場の関係の適切な処理をめぐり経済体制改革が全面的かつ系統的に展開・推進された。重要分野と肝要な部分の改革に決定的な成果があり、社会主義市場経済体勢がより系統的で十全になり、より成熟し一定の形になった。経済体制改革は市場主体改革、市場体系改革、マクロ経済ガバナンス改革、高水準開放型経済新体勢改革の4つの面で新たな成果を手にした」と述べた。
国家発展改革委員会の蘇偉副秘書長
この10年で、国有資本・国有企業改革のトップダウンデザインが完了した。国有経済構成の最適化と構造調整が持続的に促進され、非公有制経済の発展環境が絶えず最適化され、民間企業数が1085万社から4457万社に増加した。100兆元を超える経済規模、14億人超の人口、4億人前後の中所得層を持つ力強い内需市場を形成した。ビジネス環境の世界ランキングで、2013年の96位から最新の31位に浮上した。中国の外資導入規模は発展途上国の首位をキープし、2021年の実行ベース外資導入額は1兆1500億元と、2012年比で62.9%増加した。
蘇氏によると、今後の改革の重点は「4つの高」となる。これはすなわち、高水準市場経済基礎制度、高品質市場主体、高基準市場体系、高機能マクロ経済ガバナンスのことだ。対外開放と外資安定の持続的な促進については、「外商投資奨励産業目録」を改訂・拡大し、重大外資プロジェクトを推進し、外商投資サービスを強化し、市場化・法治化・国際化のビジネス環境を持続的に構築する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年6月29日