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japanese.china.org.cn |21. 07. 2022 |
国内外メディアが福建製の「大国の重器」に注目
「2022中国有約」(A Date with China 2022)国際メディアテーマ取材活動3日目の7月20日、国内外メディアの記者、外国人インフルエンサー、オウンドメディア従事者からなる取材団は福建省福清市にある三峡海上風力発電国際産業パークを訪れ、中国の風力発電産業の発展を取材した。
福建省福清市にある三峡海上風力発電国際産業パークを見学する国内外の記者
記者らはパーク内の作業場にある「巨大な物体」に関心を持ち、「この風力発電機の年間発電量はどれほどか」、「省エネ・排出削減効果はどうか」などと立て続けに質問した。
13メガワット級風力発電機のハブモーター
東方電気風電(福建)有限公司の蘇寧列副社長によると、13メガワット級風力発電機のハブモーターは高さ130メートル、ベーンの長さ103メートルに達する。設計風速で1周回るごとに22.8キロワット時発電し、1台あたり年間5000万キロワット時のクリーンエネルギーを送り出し、3人家族2万5000世帯分の年間使用量をまかなうことができる。また、1万5000トンの石炭消費、3万8000トンの二酸化炭素排出を削減できる。
13メガワット級風力発電機は中国東方電気集団が自主開発し、完全な自主知的財産権を有し、今年2月22日にラインオフした。また、設備容量とベーンの直径がアジア最大の風力発電機でもある。そのほか、東方電気集団がカスタム開発した抗台風戦略を採用し、秒速77メートルの大型台風に耐えることができ、中国の海域の98%での使用に適している。
パーク責任者に質問する日本のTBSの記者
国内市場を開拓すると同時に、「福建製」の「大国の重器」は多くの国と提携し、現地の風力発電産業の発展に参与している。三峡海上風力発電国際産業パークの多くの商品がエチオピア、トルコ、タンザニア、スリランカなどの「一帯一路」沿線国に輸出され、福建「シルクロード海上輸送ルート」の構築における一里塚となった。
韓国の毎日放送の記者はインタビューに応じ、「クリーンエネルギー発展の必要性が際立つ中、中国政府は政策支援を通してクリーンエネルギー産業の発展を後押ししている。今後、韓国も可能であればクリーンエネルギー事業を通し、低炭素・省エネ事業の発展を促進していきたい」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年7月21日