「中欧班列」は中国・欧州貿易の「安定装置」と「加速装置」　外交部

　中国初の「中欧班列」路線の運行本数がこのほど、1万本を突破した。中国外交部の汪文斌報道官は21日の定例会見で、関連する質問に回答した際に、「中欧班列」は中国・欧州貿易の「安定装置」と「加速装置」になったと述べた。

　汪氏は、「今年に入り、新型コロナウイルスの感染拡大と国際情勢の変動を背景としながらも、「中欧班列」は数多くの困難を乗り越え安全・安定運行を維持した。1−6月の運行本数は7514本、貨物発送量は72万4000TEUで、1カ月の運行本数が26カ月連続で1000本以上となった」と述べた。

　汪氏は、「『中欧班列』の友達の輪が広がり続けており、沿線諸国及び地域に発展の新たなチャンスをもたらしている」と述べた。

　説明によると、「中欧班列」は現在すでに欧州24カ国の190以上の都市に到達しており、ユーラシア大陸を横断する物流ネットワークを形成している。「中欧班列」の年間運行本数は2016年の1702本から21年の1万5183本に増加し、年平均で55％増加した。輸送する貨物の価値は年間で80億ドルから749億ドルに増加した。輸送する貨物の品種は当初のIT製品中心から、今日の5万種以上に拡大した。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2022年7月22日