造船データから見る中国経済の強靭性

　中国船舶集団傘下の江南造船が建造した、9万9000立方メートル級超大型エタンB型輸送船「H2625」（5月16日にドローンで撮影　新華社記者・丁汀）。

　中国は世界の造船大国で、上半期に造船の優れた「成績表」を提出した。今年上半期の中国船舶集団航海業務の船舶累計交付数は年間計画の52.3％、載貨重量トン数は54.1％を完了し、順調に折り返し地点を回った。新規造船受注は1000万トン超で、年初に設定された年間受注目標を達成した。うちミドル・ハイエンド船が8割弱を占めている。大型LNG船の世界市場シェアはトップで、江南造船と大船集団が大型LNG船の注文を初めて獲得した。

　中国の貿易貨物輸送量のうち海運が約95％を占めている。造船データはコロナ禍の世界の海運市場の中国造船業への強い自信を反映している。船舶の交付が続き、注文が殺到している。中国造船業も大きな発展の原動力により、中国経済の強靭性を示している。

 　「中国網日本語版（チャイナネット）」2022年8月23日