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japanese.china.org.cn |09. 11. 2022

中国で介護用品レンタル業を展開する株式会社ヤマシタ 第5回輸入博

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「人民網日本語版」  |  2022-11-09

介護の認知度や重視度が年々向上している中国での事業展開

中国における介護への関心は年々向上しているとする横山総経理だが、中国の介護市場開拓を横山総経理が最初に担当した2008年当時、中国には「介護」という概念はほとんどなかったという。その後、2013年に「中国介護の元年」が到来し、2018年に「リハビリ器具の社区レンタルサービス試点による通達」が出されると、上海市はこの通達に積極的に取り組み、2019年から上海市戸籍の75歳以上の高齢者向けに、介護用品レンタル費用の50%を政府が負担する政策を打ち出した。

山下福至(上海)健康管理有限公司ではこのような背景と市場性を見据え、上海市を中心に介護用品のレンタル事業を展開。現在、そのレンタルの市場シェアは約8割以上を占めている。また、上海市で初の、そして唯一となる広さ500平方メートルの介護用品消毒センターを設立し、すべての消毒設備を日本から輸入して、レンタル製品のメンテナンスを行っているという。

そんな中国における事業展開について横山総経理は、「介護は制度があってのビジネス。中国においては現時点では段階的に導入されてはいるものの、医療保険の延長線上に位置付けられているため、制度が完備されるようになるには、時間と過程が必要だろう。しかし、レンタル補助金政策など近年の中国の介護政策の動きをみていると、介護制度作りへの試みではないかと感じる。これを受け、中国では介護の認知度や重視度が毎年上がっている」との見方を示している。

そして今後の展望について、「中国の介護市場の将来性を信じて、根気強く頑張っていきたい。最近、中国では認知症が大きな問題となっているので、日本企業でこの分野における中国進出に興味を抱いている企業があれば、是非、協力関係を結びたいと思っている」と語った。(文・玄番登史江)

「人民網日本語版」2022年11月8日


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