上海観光業トップの博覧会が再開、観光経済の力強い回復を反映

　　上海観光産業博覧会2023が28日、開幕した。観光産業のトップの博覧会が再開されたことは、観光経済回復の力強い勢いを示した。

　今年の上海観光産業博覧会の展示面積は60万平方メートルで、約5000社が出展する。

　来場者が28日、列に並び上海観光産業博覧会の展示ホールに入った。新華社記者・陳愛平撮影

　南通北岸紡績科技有限公司は、錦江やヒルトンなどの多くのホテルグループのリネン用品サプライヤーだ。シーツや枕カバーなどのリネン用品の消費は、ホテルの活況度を反映する。そのためリネン業界の最盛期は観光業の最盛期とほぼ重なる。同社の責任者は、「今年に入り、当社には最短でも20日先までの注文が入っている。受注量は全体的に2019年同期の7-8割に回復している。この忙しい状態が続くことを願っている」と述べた。

　来場者が28日、博覧会の会場でリネン用品に関する問い合わせをした。新華社記者・陳愛平撮影

　「大型博覧会の再開により、観光経済の発展への自信を深めた」中国観光ホテル業協会副会長、首旅如家酒店集団総経理の孫堅氏によると、首旅如家の北京市や上海市などの1級都市におけるホテルの稼働率が今年1-2月に前年同期比で30％超上がった。全国的に見ると、出張市場が力強く回復している。首旅如家のホテルの小売業界からの出張者の宿泊日数は前年同期比213％増で、製造業は177％増となった。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年3月29日