中国貿易促進会：中国の国外展示会への出展が急速に回復

記者会見で発現する中国貿易促進会の楊帆報道官

　中国貿易促進会は6月30日、6月の定例記者会見を開いた。中国貿易促進会の楊帆報道官によると、2023年上半期、中国の国外展示会への出展は急速に回復した。2023年6月末時点で、中国貿易促進会は3回にわたり、計75機関の57カ国・地域での出展計画を認可。出展プロジェクトの認可件数は1137件、展示面積は69万6000平方メートルに上る。

　地域別で見ると、アジア地区は中国の海外での主な出展先で、アジア、欧州、ユーラシア、アメリカ州・オセアニア、西アジア・アフリカの5大地区での出展の割合はそれぞれ35%、23%、10%、22%、10%だった。単独開催の展示会の半数以上がアジア地区に集中した。

　業種別で見ると、プロジェクト数トップ5は機械、総合、交通輸送、紡績・皮革、食品・農産物、出展規模トップ5は総合、紡績・皮革、機械、交通輸送、消費財だった。

　実行状況で見ると、2023年3～6月、53機関が46カ国・地域で329件の展示を行い、展示面積は21万3000平方メートル、出展企業は1万2692社となった。

　楊帆氏は、2023年下半期、国際線やビザ発給などの面で海外渡航が便利になり、海外の専門的な展示会に出展する中国の機関は増えると予想し、「中国貿易促進会は貿易の規模安定と構造合理化を推し進める政策措置の実施に全力を注ぎ、海外で出展する中国の産業の急速な回復を促し、貿易企業の各種国外展示会への参加の支援を強化し、受注の安定と市場開拓に助力していく」と話した。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年6月30日