中国のエネルギープロジェクト、建設が加速中

　中国のエネルギー分野は今年に入り、効果的な投資を積極的に拡大し、重点プロジェクトの建設を秩序正しく進めている。新型エネルギー体制の構築を急ぐと同時に、経済・社会のグリーンで低炭素なモデル転換を促している。

　標高3300メートルの西蔵（チベット）高原で、黄河流域で建設中のうち標高が最高で設備容量が最大の水力発電所である青海瑪爾档水力発電所の建設が進められている。来年3月にはプロジェクト1号機が生産と発電を開始する見込みだ。

　天山の麓で、中国最大規模の太陽光発電グリーン水素直接製造プロジェクトである新疆庫車グリーン水素モデルプロジェクトがこのほど、全面的に完成し生産を開始した。1万ムー弱のゴビ砂漠で50万枚超のソーラパネルが設置された。毎年6億kWhのグリーン電力を発電できる。グリーン電力の水素製造により、既存の天然ガスによる水素製造の2万トン分の代替効果を発揮する。

　中国全国の主要発電企業の電源プロジェクトの今年1−7月の実行済み投資額は前年同期比54.4％増の4013億元となった。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年9月4日