中国国際スマート産業博覧会2023に見る、新エネ車発展の新動向

　中国国際スマート産業博覧会2023の展示ホールに足を踏み入れると、スマートコネクト新エネ車関連の一連の新技術と新製品により、未来の自動車の世界に入った気分になれる。

　本博覧会では、ファーウェイ製OS「鴻蒙」を搭載したスマート運転席を採用する新エネ車を体験しようと、多くの来場者が足を止めた。科大訊飛は「飛魚車載スマート音声管理システム」を展示し、自動車の音響効果を高めた。「ソフトウェア定義自動車」が業界の共通認識になり、スマートコネクトにより自動車がより「聡明」になり、オーナーをより良く「理解」できるようになる。

　蓄電及び充電は新エネ車発展の重点であり、難点でもある。本博覧会ではより信頼性の高いバッテリー、よりスムーズな充電、よりスマートな電力消費新技術が航続距離の悩みを徐々に解消している。スマートな蓄電・充電により「ガソリンと同じくスムーズな充電」が近づいている。

　「スマートな車」には「スマートな道路」も必要だ。路車協調により自動運転が持続的に更新され、高度化する。本博覧会の重慶両江新区スマート交通ジオラマでは、各種自動車模型が円滑に秩序正しく行き来し、路車協調の応用シーンを活き活きと示した。

　多くの業界専門家は本博覧会の「路車クラウド融合イノベーション発展50人フォーラム」において、中国の路車協調と路車クラウドが全体的に発展し、ハイレベル自動運転の商業化とスマートシティの建設を促すとの見方を示した。

　電動化、スマート化、デジタル化。本博覧会からは、スマートコネクト新エネ車がイノベーションの道を邁進し続け、中国が自動車強国に向かうため大きな原動力を注ぐことが分かる。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年9月6日