ＮＤＢ総裁「自由貿易区が中国の経済モデル転換の支えに」

上海自由貿易試験区臨港新片区。（２０２２年２月１０日撮影、小型無人機から、上海＝新華社記者／方喆）

　 【新華社上海９月２２日】新開発銀行（ＮＤＢ）のルセフ総裁は２０日、中国（上海）自由貿易試験区建設１０周年テーマフォーラムに出席し、中国の自由貿易区設立は非常に先駆的な取り組みだと評価した。

　 ルセフ氏は、自由貿易試験区によって、中国全体と上海の経済モデル転換が実現し、中国式現代化のプロセスが加速したとの見方を示し、上海に本部を置くＮＤＢはこのプロセスの一部になれたことを喜ばしく思うと語った。

　 上海自由貿易試験区の設立は「大胆かつ先駆的な取り組みだ」と指摘。自由貿易区が対外貿易活動の成長を促し、改革を拡大したほか、金融とハイテク産業を強化し、中国全体と上海の経済モデル転換を実現させ、中国式現代化のプロセスを加速させたとした上で「ＮＤＢはこの成功物語の一部になれたことを喜ばしく思う」と述べた。

　 また、上海自由貿易区の物語は、協力を強化し、共に発展を目指すことがグローバルサウス諸国にとって最も有望な道であることを示していると指摘。中国はグローバル・バリューチェーンに溶け込み、参加する発展の道を積極的に選び、この数十年で世界の主要輸出国へと急速に躍進したとし、上海はその成功物語の一部であるとの認識を示した。

上海市浦東新区世博園区にあるＢＲＩＣＳ新開発銀行本部ビル。（２０２１年９月２８日撮影、小型無人機から、上海＝新華社記者／方喆）

　「新華網日本語版」2023年9月24日