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japanese.china.org.cn |23. 10. 2023

プーチン大統領「一帯一路」国際協力サミットフォーラムの成果に期待

タグ: 一帯一路
中国国際放送局  |  2023-10-23

 ロシアのプーチン大統領がこのほど、クレムリン宮殿で中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)記者の独占インタビューを受けました。

 今年3月に発表された中ロ共同声明によると、中ロ関係はすでに過去最高レベルに達しています。このほど行われたバルダイ会議でプーチン大統領は「ロシアと中国の協力は世界の安定にとって極めて重要だ」と発言していました。

 中ロ関係の位置づけとその将来の発展について、プーチン大統領はインタビューの中で「両国関係は現在の国際情勢の下で形成されたものではなく、現在の世界政治情勢における『その場しのぎの方策』でもない。両国関係は20年間にわたって心血を注いで築き上げられ、安定的に発展してきた成果であり、一歩一歩が両国自身の利益に基づくものである。これは双方の共通認識だ。両国関係を引き続き推進していく中で、ロ中双方が常に互いの意見に耳を傾け、互いの利益に配慮する。われわれは歴史的に残された複雑な問題を含め、すべての問題で折衷案を見出すよう努力してきた。両国関係は常に善意に基づいており、国境画定問題の解決においても同様だ」と述べました。プーチン大統領によりますと、ロシアは中国にとって最大のエネルギー供給国で、供給額は1位となっています。また、中国はロシアにとって最大の貿易相手国で、ロシアの貿易額は中国にとって第6位になっています。これについてプーチン大統領は「ロシアと中国の双方は手を携えて正しい方向に向かって進んでいる。これは両国人民の利益に合致すると信じている」と述べました。

 北京で開催された「一帯一路」国際協力サミットフォーラムについては「互恵協力プロジェクトの数は増え続けている。これらのプロジェクトは、『一帯一路』共同建設構想に参加し、融資を受けた国々に利益をもたらすだけでなく、中国にもプラスになる。中国もこれらのプロジェクトの実施から成果を得て、より良く、より多くの発展条件を獲得しているからだ。すべては互恵協力の基礎の上で進められている。ロシア政府が提出した各分野での『一帯一路』共同建設に関する協力提案は多数ページに及び、非常に細かくはっきりと書かれている。各プロジェクトは今後数十年の仕事となるため、非常に期待している」と語りました。

   「中国国際放送局日本語版」2023年9月23日