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japanese.china.org.cn |27. 10. 2023 |
「神舟17号」が打ち上げ、初の宇宙ステーション船外試験的整備を実施へ
有人宇宙船「神舟17号」を運ぶ「長征2号F」ロケットが26日、酒泉衛星発射センターから打ち上げられた。宇宙飛行士の湯洪波氏、唐勝傑氏、江新林氏を順調に宇宙に送り届けた。神舟17号の打ち上げが無事成功した。
神舟17号の打ち上げが無事成功した。新華社記者・李志鵬撮影
中国の有人宇宙事業が宇宙ステーション応用・発展段階に入るにつれ、乗組員の交代を定期的に行うようになり、乗組員の軌道上での活動計画も定例化する。これには主に人員と物資の正常な交代と補給、宇宙ステーションコンビネーションプラットフォームの管理、乗組員自身の健康管理、軌道上での実験・試験、科学普及及び公益活動の実施、異常への対処の6つの活動が含まれる。
定例化活動の他に、今回の飛行任務は初めて宇宙ステーション船外試験的整備作業を行う。神舟17号有人飛行任務でこの作業を行うのはなぜか。中国有人宇宙事業報道官、中国有人宇宙事業弁公室副主任の林西強氏は、「スペースデブリが増えている現在、宇宙船の長期運営では宇宙の微小粒子による衝突を避け難い。これまでの検査で、宇宙ステーションのソーラーウィングも何度も宇宙微小粒子による衝突を受け、軽度の損傷が生じていることが分かった」と述べ、次のように続けた。
「当然ながらこれは設計上段階で考慮されていた。宇宙ステーションの各種機能、性能指標は現在、いずれも要求を満たしている。しかし宇宙ステーションの長期運営及び技術検証能力を考え、今回の任務では神舟17号の乗組員が船外活動で船外の試験的整備を行うことになった。これは極めてチャレンジングな作業であり、船外活動の能力と水準をさらに高めることになる」
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年10月27日