中国企業が建設した南アジア最初の水中トンネルが開通

2022年11月26日、バングラデシュのチッタゴンで撮影したカナプリ川河底トンネルの入口（新華社記者 劉春濤撮影）

　中国交通建設股フェン有限公司が建設し、中国路橋工程有限責任公司が実行した南アジア地域で最初の水中トンネルとなるバングラデシュのカナプリ川河底トンネルが28日に開通した。バングラデシュのハシナ首相、中国の姚文駐バングラデシュ大使が開通式に出席した。

　カナプリ川河底トンネルは2017年12月5日に着工し、中国企業が建設を請け負った最初の海外大直径水中シールドトンネル工事である。このトンネルはチッタゴンのカナプリ川の入江にあり、東西の海岸を結び、全長は9.3キロメートルになる。うち、設計時速80キロのシールドトンネル区間はトンネル2本・4車線で、長さは2450メートル、直径は11.8メートル。

　バングラデシュ道路輸送・橋梁相のカディール氏は先日、カナプリ川河底トンネルの開通は「巨大な成果」であり、バングラデシュが水中トンネル時代に入ったことを意味すると同時に、交通発展の新時代の幕開けともなると話した。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年10月30日