清華大学の著名な教授である劉書林氏はこのほど、広州で行われた「21世紀の中国の女性」というシンポジュウムで、「中国は、女性の解放の度合いにおいて世界で最も高い国である」、「女性が経営している企業の成功率は男性が運営するものよりはるかに高い」と述べた。
劉教授によると、中華人民共和国の成立の日から、男女平等となり、平等な選挙権をもつと法律で定められた。男女平等を法律で定めたプロセスは歴史的に見れば一部の先進国よりはるかに速いものであったという。
劉教授は女性の企業管理における才覚を高く評価し、「女性が社長となっている企業は企業総数の3分の1にすぎないが、98%の企業の経営状況は良好である」と述べた。その原因について、劉教授は、女性の実務重視、慎重さ、周到さ、忍耐力、衝動的に走らないなどのすぐれた資質を取り上げている。
劉教授は、女性学は中国においてまだ発展の初期にあるが、その原理の多くは西側の女性学から取り入れられたものである。しかし、西側の女性学は女権主義にその出発点を置くものであり、中国の女性解放理論は女性の資質の向上と発展に注目するものである。したがって、中国の女性学は西側のものをそのまま模倣することは禁物だと主張している。
「チャイナネット」2004年11月2日