韓国の盧武鉉大統領が13日に訪中する。訪問を前に金夏中・駐中国韓国大使が本紙の取材に応じ、今回の訪中に対する見解を次のように述べた。
盧大統領の今訪中の目的は、胡錦濤主席と締結した両国間の「全面的パートナーシップ」の合意をさらに深化させることにある。韓国大統領として在任中に中国を2度訪問するのは、盧大統領が初めてだ。
盧大統領は、朝鮮による最近の核実験についても胡主席と率直に意見を交換し、今後の対応や相互協力の強化について踏み込んだ話し合いを行う。今訪中が、朝鮮半島核問題の最終的な平和解決、北東アジアの平和と安定の維持に、積極的な作用をもたらすものと信じる。
両国の指導者はほかに、韓中関係の強化、地域・国際舞台における協力、議会交流、2国間の経済貿易協力などについても意見を交換し、重点的に話し合うものと理解している。
▽中韓貿易額は今年、1300億ドルに達すると予想される。1994年12月の航空便就航直後は週48便だった両国間を往復するフライトは、現在では546便にまで増加しており、年末には800便を超えるとみられている。
「人民網日本語版」2006年10月13日