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他民族との恋愛、アジア系青年は心の適応力が必要

多元化とグローバル化の時代にあって、東洋や西洋の多くの青年が他のエスニックグループの異性に好奇心を抱き、異なるエスニックグループの相手と恋愛や結婚をすることはすでに一般的な現象となっている。メリーランド州在住の中国系精神科医、宋志穎博士は「他のエスニックグループと恋愛や結婚をするアジア系青年は、心の適応力を高める必要がある」と指摘する。

韓国系学生、チョ・スンヒ容疑者の犯行理由をメディアが争って探る過程で、われわれはチョ容疑者に心理的問題を引き起こした直接の導火線が、他のエスニックグループの女性との恋愛の挫折であることを見ることができる。16日の銃乱射事件でチョ容疑者が最初に殺害したのは、チョ容疑者が以前交際していた非東アジア系の女子学生だった。メディアは、チョ容疑者の昔のルームメートと昔の恋人の同級生への取材を通して、チョ容疑者との恋愛関係の継続に彼女が乗り気でなく、それどころか別の同じエスニックグループの男子学生と良い関係にあり、そのことでチョ容疑者がショックを受けていたらしいことを明らかにした。

米国の多くの大学では、かなり多くのヨーロッパ系男子学生が黄色い皮膚と黒い髪を持つ東アジア系女子学生との恋愛に熱中し、自らを「Yellow Fever」と呼んでいる。かなりの東アジア系男子学生も、金髪碧眼のヨーロッパ系女性に夢中になっている。こうした現象は、エスニックグループが多元化する米国社会では決して不思議なことではない。

精神科医の宋博士は「こうした異なるエスニックグループ間の恋愛や結婚は一見ロマンチックだが、現実には同一エスニックグループ内の恋愛・結婚よりも多くの試練に直面する。家庭の教養、言葉文化、生活、信仰、個性、コミュニケーションなど各面での違いが大きすぎ、うまく折り合いをつけられないと、ハッピーエンドは難しい。互いに強い心の適応力を持たないと、うまく向き合うことができず、精神的な挫折をもたらしやすい」と語る。宋博士の診療経験では、こうした挫折を味わった場合、内向的な東アジア系の青年は、より一層心理的問題を起こしやすいという。

「人民網日本語版」2007年4月19日  

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