香港特別行政区基本法の施行10周年を記念するため、中国中央政府は6日、北京で座談会を開いた。香港のメディアは7日相次いで、これについて論評を発表した。
香港の新聞「文匯報」は論評の中で、「全国人民代表大会常務委員会の呉邦国委員長は座談会で、香港特別行政区の高度な自治権は中央からの授権だと指摘した。これは『一国二制度』の方針を正しく貫徹し、中央と香港特別行政区の関係をきちんと処理することにとっても、香港の現在の政治制度の発展についての討議にとっても重要な指導的意義を持っている」としている。
また「大公報」は論評の中で、「基本法の中心的な内容は『一国二制度』である。中央の権力を十分に尊重しかつ確実に擁護してこそ、香港の社会は基本法の保障の下で引き続き安定繁栄し、前進できる」と指摘している。
「中国国際放送局 日本語部」2007年6月7日