海藻類食品としては主にファーツァイ、のり、コンブ、アナアオサ、ワカメといったものである。海藻は、カルシウム、鉄、ナトリウム、マグネシウム、リン、ヨードなどの鉱物質の含有量が最も多い。海藻類食品をよく召し上がれば、血液のPH値を調節することができる。海藻はカルシウムの含有量が非常に高い、体液の酸性を調節でき、体内のカルシウム、亜鉛などのアルカリ性元素が中和する時多く消耗することを避けることができる。
女性は生理のため、よく出血し、鉄欠乏性貧血にかかりやすくなる。海藻類食品を多く召し上がるのは鉄分を補給するよい方法といえる。専門家の研究では、体内のヨードが欠乏すると甲状腺腫を引き起こすことになるだけでなく、甲状腺ガン、乳がん、卵巣ガン、子宮頸ガン、子宮筋腫などを誘発することもある。体内で長期間ヨードが不足することと関係があるといわれている。そのため、専門家は壮年・老年女性はヨードを適当に補給する必要があり、ヨードの含有量の豊富な海藻類食品を多く召し上がるようアドバイスしている。
海藻類食品のほとんどは蛋白質の含有量が高く、脂肪の含有量が少ない食品である。例えば:100グラム当たりの海藻類食品の蛋白質含有量は、コンブ8.2グラム、のり28.2グラム。100グラム当たりの海藻類食品の脂肪の含有量は、コンブ0.5グラム、のり0.5グラム。そのため、海藻類食品はダイエットの効能がある。そのほか、海藻類食品の蛋白質にはリジン、トレオニンの含有量が少ないほか、メチオニンが豊富である。よく召し上がれば、肌につやが出て、油性の皮膚の油脂分泌を減らすことができる。
海藻類食品に含まれるビタミンAは上皮組織の生長を促すことができ、ビタミンBは肌の新しいしわを取り除くことができ、ビタミンCは肌の色素、しみを除去することができ、肌を白くてきれいにする。
また、栄養学者は、海藻は水銀、カドミウム、鉛などの重金属発癌物質を選択的に取り除くことができる。同時に、海藻類食品が豊富に含まれているセルロースも消化、吸収されにくいため、食後に胃腸のうごめきを促し、便通をよくし、便秘を予防し、体内の有害物質の排泄に役立つことも明らかにされている。
「チャイナネット」2002年10月2日