リンゴには15%の炭水化物とペクチン、ビタミンA、C、E、カリウムなどが豊富に含まれている。またポリフェノール類やフラボノイド類など天然の抗酸化成分を含むため、脂質代謝を改善して血液中のコレステロール値を下げるだけでなく、動脈硬化を予防し、心臓病や脳卒中の防止に役立つ。
オランダの研究者が65〜84歳の男性805人を対象に調査を行ったところ、毎日1〜2個のリンゴを食べると、心臓病の危険性が半減することを発見した。この実験で、毎日2個のリンゴを食べれば、コレステロール値が16%低下することが分かった。またフィンランドの研究者は「フラボノイドが抗酸化成分として重要な役割を果たしている」とし、リンゴを頻繁に食べれば肺がんの危険性も低くなると指摘している。
リンゴは栄養価も非常に高いことが知られているが、よく噛んで食べることが重要。リンゴ1つを15分かけて食べれば、リンゴに含まれる有機酸やリンゴ酸に殺菌効果があるため、健康増進にもつながる。
「人民網日本語版」2002年11月12日