「一部の国ではエイズ問題が非常に深刻な状態にあるが、中国でエイズが大流行する可能性はあるか」という質問に、張部長は、「中国ではエイズ拡大が極めて深刻で、HIV(エイズウイルス)感染者は年30%ずつ増えている。このスピードで増えつづければ現在100万人のHIV感染者は、2010年には1千万人に達する可能性もある」と答えた。
また、国によるエイズ対策はまだ間に合うのかという問いに、張部長はまだ間に合うと述べたうえで、「今が最も重要な時期だ。具体的には、エイズ拡大が猛スピードで進んでいるという問題のほかに、我が国のエイズ予備軍がこれまでの特殊な人々から一般人へとシフトしつつある変化しつつあるという問題がある」と語り、エイズ対策の重要性を強調した。
「人民網日本語版」2002年12月2日