健康にいくら気をつけても効果がない――。その原因は、健康維持に関する誤解があるからだ。(1)「疲れてから休む」は遅い
疲労が休息のシグナルだと誤解している人が多い。実は、疲れを「自覚」してから休んでも遅すぎる。過労は身体の免疫力を低下させ、病気の原因になりやすい。頭脳労働、肉体労働に関わらず、ある程度連続して仕事した後は、適当な休息を取らなければならない。
(2)定時の就寝を
身体のだるさは大脳の疲労の表れ。だるさを感じるまで眠らない――というのは間違いだ。定時の就寝は大脳の保護し、睡眠の質を高めて不眠を防ぐ。人間の一生の三分の一は睡眠時間で、新陳代謝の中でも重要な生理的プロセスだ。睡眠中枢の生物時計の正常な働きを維持するためには、定時就寝の習慣や、毎日7時間以上の睡眠時間を確保することが必要だ。
(3)規則正しい食事を
「おなかがすいていないから」という理由で、時間どおりに食事を取らなかったり、朝食を食べなかったりする人は多い。しかし、食物は胃の中に4、5時間とどまるだけで、空腹を感じた時には胃はすでに空っぽ。こうした時、胃の粘膜は、胃液によって「自己消化」され、胃炎や潰瘍を引き起こす原因となる。規則正しい食事や、栄養のバランスが健康維持には不可欠だ。
「人民網日本語版」2003年2月11日