米国の中国系メディアによると、漢方医学は南カリフォルニア州ですでに30年余りの歴史があり、近年は社会の主流として受け入れられつつある。針灸は従来、実験性の医療器具にすぎなかったが、1988年にFDA(米連邦食品医薬品局)が正式の医療機器に認定したのを機に、漢方医学や針灸は大きく発展していった。
一方、漢方医学の薬理と緊密な関係にある薬膳は、飲食業界によって紹介されて以降、幅広い人気を集めている。90年の歴史をもつ南カリフォルニア医科大学は、漢方医学薬理を中華料理と結びつけ、色・香り・味・滋養補充を備えた薬膳を現代の生活に取り入れてもらおうと「養生延命長寿宴」を開催する予定だ。
「チャイナネット」2003年2月21日