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漢方医学でも亜健康状態を治せる
鍼灸(はりきゅう)、マッサージ、足裏マッサージ、吸いふくべ、刮痧(民間治療法の一つ)、漢方薬草……

不眠症、スタミナ不足、食欲不振か。疲れ気味、物おじする、怒りっぽくなるか。みなさんもそういう感じはないか。最近は気候がどんどん快適になりつつあるが、一部の人々の体の具合は気候にともなって「暖かくなる」のではない。漢方医学の専門家によると、もしこのような状態が続けばいつの間にか都市でいま話題となっている「亜健康状態一族」に仲間入りしたことになる。

■あなたは亜健康状態と関係があるか

北京市中医(漢方)病院外来診察部主任の王国瑋医師によると、亜健康状態は健康と病気の間の状態であり、その表れは生理的機能が低下する状態であり、人びとの言う「慢性疲労症候群」である。このような症状は非常に複雑なもので、固定的な症状もなければ、診断の基準となるデータもなく診断に役立たず、そのため、長い間人びとはこのような注意すべきシグナルを重視していなかったし、よい解決策もなかった。中国における亜健康状態の人びとは30〜45歳という年齢層の人たちで非常に普遍的であり、都市の人口の中で約70%を占めており、ここ数年一部の青少年も授業・宿題の負担が重すぎるため、それに仲間入りする傾向もある。症状が現れた人びとから見ると、男性よりも女性のほうが多く、職業の特徴から見ると、オフィスでの仕事に従事している「ホワイトカラー」が主である。

亜健康の状態になる原因がたくさんあり、主に30〜45歳という年齢層の人たちは大きなプレッシャーに耐えており、一部の人たちは依然として学業、就職のプレッシャーに直面し、在職の人にしても終えていない仕事を抱えて、ますます大きくなる競争のプレッシャーにもさらされ、結婚した人は家族の衣食住、交通などもろもろのことで心労が絶えず、家の「大黒柱」として、考えなければならないことも多い。

亜健康状態は主に精神的反応と消化器官の異常という2つの方面に表れる。不眠症、無気力、食欲不振、疲れ、おびえ、抵抗力が落ちる、気持ちが高ぶる、怒りやすい、便秘、口腔の潰瘍などであり、さまざまな症状がなければ亜健康状態ではないと言うのではなく、ある人はそのうちの1種の主要な症状あるいは1組の症状だけある可能性もある。しかし、もしこのような異常が長い期間を続き、ひどい場は、病院で診察してもらうほうがよい。

■漢方医学でも亜健康状態を治せる

これらの異常の状態に直面して、西洋医学とは一般には、いずれも生活あるいは仕事の環境を改善することを主とするようアドバイスし、合理的な食事、栄養のバランスを保つと、症状を軽減させることになるが、必要とされる期間はかなり長く、自律的に亜健康の状態の発生を予防する方法といったものはまだない。

しかし、亜健康の状態にある期間が長くなると、神経、免疫性、ひいては内分泌の系統の直接影響およびこれらの系統が正常でない場合、関連の病気にかかる可能性がある。現在、冠状動脈硬化症、狭心症、脳出血、脳血栓などの心臓・脳血管疾患、胃腸の病気、うつ病などの心理的疾患の発病率が比較的高く、これは亜健康状態の人びとの増加と関係がある。

漢方医学の特色は西洋医学のように検査・測定に依存しなくてもよく、症状に基づいて治療することである。その理念は「全体を見て、症状に応じて治療を施す」ことであり、治療される者の年齢、性別、症状のなどの違いにともなって、治療の方法もそれぞれ異なっている。更に人を全体として見ることを強調し、「頭痛だというと頭痛を治し,足が痛むというと足を治す」わけである。亜健康状態そのものが機能全体のアンバランスの表れであるため、漢方医学の治療に匹敵するものはない。多くの漢方医学の技術、たとえば鍼灸、マッサージ、足裏マッサージ、吸いふくべ、刮痧はいずれも応用することができる。更に効果のある方法はいくつかの煎じ薬を飲むことである。煎じ薬はあまりにも面倒であるかあるいは味がよくなく飲みにくいと感じる人もいるが、煎じ薬の長所は科学的で的確な治療方法であることにある。服装のデザイナーが実際のサイズに合わせて裁断をするように、間違いなく自分の体つきに最も合った選択ということである。

■ 亜健康状態から遠ざかるには、身辺の些事から

かなりの人たちは保健・養生というものは中・老年の人たちが注意しなければならないことであると思っているが、本当によい健康状態を保ち、養生に注意したいならば、中年を過ぎた頃から体の養生にいっそう努めたとしても、もう手遅れと言える。若い頃から良好な生活習慣を身につけてこそはじめて中・老年になってからそのメリットを享受することができるのである。多くの漢方医学の専門家はスタミナ、体形かそれともうわべの状況を問わず、見たところいずれも実際の年齢より若く見えるが、これは数十年一日のごとく保養に努めたからこそ達成できたのである。

専門家は、若者は規律正しい生活をすべきであり、いつ食事をし、食事の量はどうあるべき、いつ睡眠をとるかということは、いずれも相対的に固定すべきで、それには従うべき法則がある。暴飲暴食し、偏食(百%菜食主義ということも含む)し、栄養の組み合わせに注意しないならば亜健康状態にますます近づくことになると述べている。

適切な体の鍛練の最もよい方法は歩くことであり、専門家は、体の鍛練は毎日特に時間をつくるとは限らず、ふだんの退勤の途中二つぐらい手前の駅で下車して、歩いて家に帰るようにし、それをずっと続けるならばきっと効果がある。良好な心理状態を保つことも非常に重要であり、人間は「いろいろの欲」があり、これはどうしても免れることのできないものであるが、科学的かつ合理的な平常心でさまざまな現実に対応することを学び取らなければならない。上記の注意事項は実行するならば、亜健康状態は影も形もなくなる。

「チャイナネット」2003年4月9日

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