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SARS感染状況の報告体制を強化 国家質検総局

国家質量監督験検検疫総局はこのほど、各地の出入境検験検疫局に対し、重症急性呼吸器症候群(SARS)の感染状況報告制度の再開・強化を求める通知を出した。これにより、職員の中でSARS疑い例の患者が発生したり、体温38度以上の出入境者が見つかった場合、ただちに報告しなければならない。また、感染がゼロの場合も報告する『零報告制度』を実施し、事態が深刻な場合は、直近の上部組織に報告すると同時に国家総局にも直接報告をするよう指導している。

通知では、出入境者の体温測定体制のさらなる改善・規範化を要求。出入境検問所に高性能なスピード体温測定機器を設置し、出入境者に「出入境健康検疫申告カード」への体温記入を義務付けている。体温記録については、いかなる理由でも未記入を認めず、性能・速度・正確さに問題のある体温測定機器は速やかに交換するとしている。また、疑い例患者との接触による感染を防ぐために、検問所検査職員の感染防止対策強化を求めている。

「人民網日本語版」2003年10月14日

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