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女子十二楽坊の魅力 民族音楽の新潮流(1)

中国軽音楽学会の今年度「学会賞」の授賞式が20日、北京首都体育館で行われた。今年は人気沸騰中の女子十二楽坊が「最佳器楽組合(最優秀器楽アンサンブル)」「最佳影視音楽専輯(最優秀アルバム)」「最佳世界音楽専輯(最優秀海外アルバム)」「最佳組合専輯(最優秀バンドアルバム)」「最佳企劃(最優秀企画)」の5部門を総なめにした。

女子十二楽坊の英語名は「Beautiful Energy」。その名の通り美しく、清純な魅力をたたえたメンバー12人が黒いドレス姿で登場。二胡(鼓弓)や琵琶、揚琴、古箏、横笛など、手にした民族楽器で奏でる曲は、時代の息吹に充ち満ちたモダンな楽曲だ。12人のパフォーマンスや、伝統文化と現代音楽の融合が織りなす新鮮な魅力に、会場中が酔いしれた。

授賞式では、司会者が冗談めかして「カップは誰にお渡ししましょう?」と質問。12人は「私たちの王プロデューサーに!」と声を揃えた。王暁京プロデューサーがメンバーの後ろから登場し、表彰台に上った。

王暁京氏は1989年に音楽プロデュース業を開始し、当初は中国ナンバーワンロッカー・崔健のプロデュースを手がけていた。90年代にはシンガポールや香港を拠点として、常にミュージックシーンの最新動向をにらんだ活動を続けた。こうした中、中国国内では海賊版の横行により製作コストの回収が難しい一方、国外では中国音楽がいかにブームとなったところで、流行の主流とはなりえないという問題を認識。「中国民族音楽の海外進出」が王氏の最大のテーマになっていった。

1996年、王氏は立ったまま演奏する二胡奏者に出会い、インスピレーションを受けた。また後に大ブームを巻き起こす陳美やYanniのスタイルにも大きな影響を受けている。

そして2001年6月18日、女子十二楽坊が誕生した。王氏は女子十二楽坊について、「『民族音楽』でもなく、『ポピュラーミュージック』でもない。聴く者が耳でとらえたもの、それが十二楽坊そのもの」と語る。中国伝統の民族楽器を西洋音楽と融合させ、中国の音楽家に新しい方向性を示すだけでなく、海外の人々に中国民族音楽を広く知ってもらうのが、女子十二楽坊だという。王氏の言葉を借りると、女子十二楽坊とは「ノンジャンルというジャンル」だ。

女子十二楽坊の初舞台は、2001年10月5日の北京21世紀劇院だった。60万元をかけたステージセットをバックに女子十二楽坊が魅力を存分にアピールした。ライティング、音響効果、ダンスなどが完璧に計算されたステージに、居並ぶ民族音楽の大家も拍手を送った。この日を境に、女子十二楽坊の名は一躍国内に知れ渡った。

「人民網日本語版」2003年12月23日

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