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広東のSARS患者が退院 公開書簡を発表

中国の広東省で今冬初めてSARSと確認された患者が8日、健康を回復し、広州第八人民医院から退院した。病院側が開いた記者会見で、同患者から寄せられた公開書簡が発表された。書簡の内容は次の通り。(編集UM)

ご着席の指導者の皆様、各界の皆様

本日の会見に出席できないことをお詫び申し上げます。感染2科の張主任を通じて、私のコメントをお伝えいただきます。どうぞご理解ください。

私は第8人民医院の15日間にわたる懸命の隔離治療のおかげをもちまして、元気に退院することができました。このたびSARSを自ら経験したことで、政府によるSARS感染抑制能力の高さを感じました。自身の経験から、皆様に「SARSは怖くない」と申し上げます。現在の医療技術は患者の治療に十分に対応できるレベルに達しているからです。

市民の皆様や世界の人々が注目しているのは、何よりも上に申し上げた内容でしょう。私が退院したことで、この件は終わります。私が誰であるかなどのプライベートな問題は、すでに重要ではなくなったことと存じます。

今回の件で、任務に努力し、黙々と力を捧げてこられた医療関係者のみなさま、社会各界のみなさま、社会的な良知をもって職業道徳を守って来られたメディアのみなさまには、私への温かいお心遣いをいただきました。心より感謝いたします。

最後になりますが、皆様がご健康で、素晴らしい新年を迎えられますようお祈りいたします。

2004年1月8日

「人民網日本語版」2004年1月9日

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