WHO・世界保健機関のSARS抑制専門家グループの責任者ブレーマン氏が16日、広東省の中心地広州で、「中国各地では、SARS・新型肺炎の感染ルートは絶ち切られ、SARS患者との接触者は厳格に隔離され、SARSの拡散抑制でかなりの進歩が見られていることから、今後、中国でSARSが去年のように大規模に感染することはないだろう」と強調した。
これはブレーマン氏が、中国衛生省とWHOの専門家グループが当日おこなった共同記者会見の席上述べたもので、ブレーマン氏はその際、去年末、広東省で一人のSARS患者と二人の「疑い例」患者が出たことに触れ、「広東省のSARS監視観測システムと快速反応メカニズムは完備しており、効果的なものだ。また、広東省は病原学と実験室での研究などで多くの具体的な、効果ある活動を行った。中国は良好な措置を取り、SARSを抑制していく十分な能力をもっている」と述べた。
CRI 2004年1月17日