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「一般人口にHIV感染拡大の恐れ」 呉儀副総理

「全国エイズ対策会議」が6日と7日の両日、北京で開催された。会議には国務院の呉儀副総理も出席し、中国におけるHIV感染の現状と今後の対策の重要点について、次のように指摘した。

中国におけるHIV感染は、ハイリスクグループから一般人口への大規模な感染拡大へと向かう瀬戸際にある。対策活動は今が正念場だ。この重要な時期を捉え、効果的な措置を講じ、適切に対策を強化すれば、感染拡大を抑え込むことが完全に可能だ。もし対策が不十分であったり放置してしまい、この一瞬の時期を逃すようなことがあれば、非常に深刻な結果を招くことになる。

村や鎮・コミュニティー・学校・ハイリスクグループの集まる公共の場所で重点的に、広範かつ踏み込んだ啓蒙教育を展開し、パニック心理を取り除き、自分を守る意識を高め、社会差別を撤廃し、HIV感染者をケアするようにしなければならない。血液バンクの建設と管理を適切に強化し、違法な採血活動を厳重に取り締まり、医療機関での感染問題の解決を重視し、血液感染を抑え込まなければならない。麻薬の販売と使用、売春・買春などの犯罪行為を断固撲滅し、コンドームの使用を大々的に普及させ、麻薬常用者へのメタドン治療や注射針交換などの試験的対策を積極的に推進しなければならない。感染のモニタリングポイントと感染報告ネットワークの構築を強化し、感染者と患者を最大限に把握し、感染情況を隠さず、タイムリーかつ規範に則って報告・公表し、虚偽の報告・報告漏れ・報告の遅れに対しては、厳しく責任を追求しなければならない。

「人民網日本語版」2004年4月9日

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