科学技術部と北京企業1社が共同開発した新型肺炎SARSワクチンの臨床実験が22日午後3時、中日友好医院でボランティア4人の参加により行なわれた。同医院呼吸器科の専門家の指導の下で、SARSワクチンは試験に参加した若年のボランティア4人に投与された。中国国内で研究開発されたSARSワクチンが医学の臨床試験に使われるのはこれが初めて。これに先立ち、ワクチンはさまざまな動物に投与され、いずれも成功している。
ボランティア4人はSARSワクチンの接種を受けた後、観察室で2時間の観察を受け、病院を離れた。試験への参加に応募したボランティアは、厳格な審査により、これまで36人が被験者に決定した。22日午後の臨床試験に参加した第1陣の4人はいずれも20代。
「人民網日本語版」2004年5月23日