中国と米国によるエイズ予防治療協力事業が28日、河南省でスタートした。
この事業は、米国政府が出資し、米国疾病予防コントロールセンターが実行を担当する、世界級のエイズ総合予防治療プロジェクトの1つだ。プロジェクト全体には、中国を含む25カ国が参加する。同事業では、5年間で中国に1500万米ドルを投資して技術支援が行われる。第1期事業の対象となるのは、北京市、新疆ウイグル自治区、内モンゴル自治区、山東省、広東省、河南省、安徽省、黒竜江省、貴州省、西蔵(チベット)自治区。
河南省衛生庁の馬建中庁長の説明によると、中米エイズ予防治療協力事業は、河南省で5年間にわたって行われる。毎年35万米ドルの資金は、河南省のエイズ測定システムと実験室の測定システムの強化、および測定の範囲拡大と質の向上に用い、エイズの2代目感染者の発生阻止を目指していく。同時に、河南省に全国的なエイズ臨床・訓練センターを建設し、全国で臨床でエイズに携わる医師に育成訓練を行う計画だ。
「人民網日本語版」2004年5月31日