北京市の新型肺炎(SARS)共同ワーキングチームは1日、同市のSARS対策本部を解散し、SARS患者の発生を受けて発動された臨時対策措置を停止する決定を通達した。同市のSARS対策業務は、これにより通常の態勢に戻る。
同チームは、4月22日に市内で今年初のSARS疑い例が見つかった後、直ちに会議を招集し、対策本部を立ち上げた。法に基づく、科学的かつ秩序あるSARS対策を進めてきた。市内で確認された7人の感染例患者が全員退院し、接触者の隔離が解除され、5月4日から31日までの間に新たな疑い例および感染例が大陸部で報告されなかったことから、今回の解散が決定した。
「人民網日本語版」2004年6月2日