北京市では今年秋に始まる新学期から、エイズ予防教育が中学校の必須カリキュラムに盛り込まれる。北京市教育委員会は教育部のガイドライン「義務教育のカリキュラム編成に関する試験方案」に基づくカリキュラム編成計画の試案を発表し、市内の中学校に各学年ごとにエイズ予防に関する特別授業を4時間設けるよう義務付けた。
北京市の教育部門はこのほか、「薬物被害の予防」をテーマとする特別授業を、小学5年から中学3年までの生徒を対象に毎年2時間設けることを義務付けている。
最新の調査では、北京市の薬物常用者は十数万人に上り、このうち7割から8割は青少年であることが分かった。同市教育委員会は、中学生という重要な時期に、エイズ予防、薬物被害の予防に関する特別授業を行うことが効果的だとしている。
「人民網日本語版」2004年6月16日