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北京560カ所の病院に伝染病診療室を開設へ

北京市は地壇医院の移転、佑安医院の拡張のほか、560カ所の1級医院に伝染病診療室、142カ所の2級以上の医院に伝染病外来を開設するなど、伝染病治療ネットワークの再構築に取り掛かる。

市衛生局によると、1級医院伝染病診療室と2級医院伝染病外来を基礎に、61カ所ある医療機関の伝染病隔離観察室、伝染病専門医院と連携した伝染病治療ネットワークを3年かけて構築する。完成後、伝染病用ベッド数は現在の1370床から1670床に増える。同時に伝染病専門医院の整備も強化する方針。地壇医院の移転は東北5環状線の北皋橋か、青年路地区が候補地に挙がっており、新医院には600床のベッドを配置して激烈性呼吸器官伝染病患者を主体に、その他の法定伝染病患者も収容・治療する。佑安医院の拡張工事では、呼吸器官伝染病専用ベッドを200床新設する計画で、総ベッド数は現在の550床から750床になる。

560カ所の1級医院伝染病診療室には専用の衛生施設と検査設備を導入。発熱外来を設けている61カ所の医院に隔離観察ベッドを10床、伝染病外来を設けている医院には隔離観察ベッドを6床設置し、消化管の伝染病を専門に治療する。

このほか北京市は年内に、郊外区の10カ所に緊急医療救援支部センターを完成させるとともに、管轄区内に救急ネットワークを構築する。郊外の県・区の10カ所にすでに救急センターが完成しているが、今年はさらに26カ所に救急ステーションを建設する計画。空中救援輸送態勢も整備する。

「チャイナネット」2004年7月21日

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