独身のまま30歳を迎えた人は、男性、女性を問わず生活スタイルが不健康になることが多く、病死のリスクも既婚者より5~10%高くなるという研究結果が発表された。これは喫煙による死亡率の増加に匹敵する。 英「インディペンデント」紙が伝えた。
研究は英国の成年1万人を対象に行われた。研究者が被験者の生活状況を10年にわたって観察したところ、被験者が30歳になっても独身だった場合、生活スタイルが不健康になり、10年後には600人が死亡した。
30歳以上の独身者の生活が不健康になる理由として、研究者は友人と集まって飲酒する機会が多いこと、一人きりの時間を消化するために仕事を増やしていることを原因と推測している。こうした人々には、朝食を取らない、食事の時間が不規則、本音で話せる友人がいない、といった傾向がある。
一方、既婚者の生活はこれに比べ健康的との結果が出ている。婚姻が活気をもたらし、健康にも良い影響を与えるためという。
「人民網日本語版」2004年9月1日