9月20日は「歯の愛護デー」。今年ですでに16回目。最近実施された歯に関する調査で、成人では歯周の不健康な人が97%にのぼる◆60歳以上の老年では10人に1人がすべて抜歯している◆歯科医に看てもらったことのない人は60%を超える◆定期的に口腔検査をしている人は2%未満にすぎない――ことが判明した。
全軍口腔疾病診療センター主任で、解放軍306医院の院長を務める牛忠英教授は「わが国では歯の病気の診療率は極めて低い。健康水準の高い国では、『8020』が歯の健康標準となっている。80歳になっても、まだ20本の歯があるということだが、この目標を達成するのは現段階では難しい」と指摘する。
さらに牛教授は「一本でもたやすく捨てたりしてはならない」と強調。その上で「医師は口腔全体の状況から、総合治療プランを考慮する必要がある。現在では歯が緩んでも、固定する技術などで問題は解決できるので、でき得る限り口腔の状況に配慮した治療をしてほしい」と話している。
「チャイナネット」2004年9月21日