世界エイズ・結核・マラリア基金(以下、世界基金)による河南省でのエイズ無償支援事業がこのほど同省鄭州市で始動した。河南省衛生庁が1日に明らかにした。世界基金は今後2年間で同省に885万ドルを支援する。河南省がこれまでに獲得した国際無償支援としては最高額。これら資金は、河南省東南の6市計13県におけるエイズの影響の軽減、拡大の抑制に役立てられる。
世界基金は2002年、複数の国による共同発起で設立され、世界各地のエイズ・結核・マラリアの予防や治療を無償で支援している。中国が今年申請したエイズ支援が認可され、中西部地域で河南省を含む7省計58県が支援対象となった。エイズに対する総合的な治療・援助・予防が行われる。
河南省衛生庁の関係者の説明によると、この河南省エイズ支援事業の期間は、今年から2009年までの5年間。最初の2年間の支援金額は885万ドル、5年間の支援総額は1億5千万元を超えると見られる。
「人民網日本語版」2004年11月4日