世界衛生機関(WHO)はこのほど、健康に影響を及ぼすと考えられている食品のベスト6とワースト10のリストを公表した。
繊維素、カリウム、鉄、ビタミンB6などの栄養素が豊富なサツマイモは、体の老化、動脈の硬化を防止することができ、ガンの予防にもかなりの効果があることから、野菜類ではベスト1に選ばれた。
ボケは果物類でベスト1に選ばれた。ビタミンCを多く含んでいるボケは、肉類の消化を促し、胃潰瘍の予防にも効くと評価されている。
肉類では、ガチョウ、アヒル、鶏の肉がもっとも体によいと評価された。ガチョウとアヒルの肉はオリーブオイルの化学成分に近いもので、心臓にいいと考えられている。鶏の肉は「タンパク質の宝庫」と呼ばれ、高齢者と子供は多く摂取する必要があると見られている。
スープ類では、めんどりを食材にするスープが、カゼや気管支炎の予防に効くと見られており、もっとも健康にいいとして選ばれた。
油類では、植物性油と動物性油が1:0.5の比例で調合された油が健康にもっともいいと評価された。
脳の保養にもっとも効き目があると見られる食品としては、ホウレンソウ、にら、カボチャ、クルミなどが挙げられた。
健康に悪影響が出ると考えられる食品のワースト10は、揚げもの、塩漬けのもの、肉類加工製品、ビスケット、清涼飲料、インスタント食品、缶詰、砂糖づけ、アイスクリーム、焼肉などが挙げられている。
「チャイナネット」2004年12月29日