国家中医薬管理局は6日、中国医学を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録申請することを発表した。同局国際協力司の沈志祥司長によると、現在同局は申請に向けて、教育部・文化部・衛生部などと共同で準備作業を進めている。申請書類の草案はすでに完成しており、修正を加えた上で年内にも提出する予定。無形文化遺産としての申請で、漢方医学・漢方薬・民族医薬などが含まれる。
沈司長は「中国医薬は中華民族の優れた伝統文化だ。中国医学は中華民族の発展プロセスで形成された独特な医科学体系であり、整った理論体系と豊富な臨床実践体系を持つ」と話す。世界保健機関(WHO)が2003年にまとめた「世界伝統医学発展戦略」は、針灸や漢方薬などの伝統的医療について「世界各地で重視されており、人類の保健の中で日増しに重要な役割を発揮している」と指摘しているという。
「人民網日本語版」2005年1月7日